http://www.bild.de/sport/fussball/bruder/lars-bender-vermisst-seinen-bruder-9051922.bild.html
ラースは認めた、「スヴェンが恋しいよ」
「ひとり、たったひとり……」そう叫んでいるのは、Polarkreis 18のメガヒット曲の一節。
ひとりの獅子にもそれが言えそうだ。いつものように弟とではなく、今回の合宿ではMate
Ghvinianidzeと相部屋している。
「僕にとっては全く新しいことで、奇妙な感じがする」U19ユーロの王者はそう語った。
スヴェンのドルトムント移籍の後、ラースは初めての「ひとり、たったひとり」の合宿参加をしている。
「もちろん、状況に自分を合わせたよ。そういう状況の時は、対処することを学ばなきゃいけないから」
Mateとはうまくいっている、とラースは言う。しかし、こうも認めた。
「スヴェンが恋しいんだ、話し相手としても友人としても。これまでずっと、全部一緒にやってきたんだ。部屋は同じだったし、お互いに苛立ったことなんて一度も無いよ」
そうした時は過ぎ去り、今では二人を繋ぐのは携帯電話のみ。
「僕らは毎日電話をしていて、もう既にスヴェンはドルトムントでとても居心地よく感じてるんだ。彼を快く迎えてくれたから」とラースは言う。彼にとって特に嬉しいことは、スヴェンがドルトムントで22番を与えられたことだ――ベンダー兄弟の二人ともが、この先同じ背番号をつけることになる。
ラースにとってはこれもまた明らかなことだが、彼のユニフォームには「Bender」とだけではなく、これからも「L. Bender」と表記される。
「慣れてるし、僕にはそれが合ってるって思ってる」
スヴェンなしのラース――単身だけの異常事態ではない。ベンダーはTSVミュンヘンでの最後のシーズンを過ごしている。来季、彼はレバークーゼンでプレーするのだ。
「難しい決断だったんだ、ここにずっと居たから。でも、いつもブンデスリーガを夢見ていたし、レバークーゼンでなら次のステップに進むことができると僕は確信しているんだ」
TSVとの対戦について、「昇格出来たら素晴らしいことだ。僕は全力を尽くすし、そうすれば僕らはやり遂げられる」
「ひとり、たったひとりの」ラース――しかしそれも長くはない。U20ワールドカップエジプト大会(予選の相手はアメリカ・韓国・カメルーン)のため9月25日から10月26日までの間、彼はまた弟と同じチームでプレーする。彼らの目標は、優勝だ。ラースは言う。
「僕らは良いチャンスを手にしてる」
再び一緒になるのだ、ひとりひとりではなく。
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